先月入荷していました柳サイクルさんのクワイエットディスク やっと完成いたしました。
実はこれ、うちの配偶者用のツーリング自転車です。なので、試乗もいつでもOKです。
先ずは全体のディティールを。

今回ビルダーの飯泉さんにお願いしたのは女性が乗るので、輪行の時楽なように少し軽くと、シートスティを集合スティにしてもらった点とシートクランプ。スケルトンも乗車ポジションに関係するところを少しだけ変更しています。
パイプ種類やスケルトンの走りに関する部分はお任せです。飯泉さんも良く走られる方なので、あえてお任せの方が良い物ができるだろうという判断です。

車重は写真の状態で、8.9kg 特別軽い部品はほとんどついていません。カーボン部品をもう少し使ってホイールを軽くしたら、8㎏少しにできそうです。

オーナーの実際乗っての感想は、“ふわふわ軽く走る”でした。今回ホイールは前の自転車から其のまま移しましたので、乗っての感想はそのままフレームの感想になると思われます。この後、ほかにも走りましたが、感想は変わらず。楽に良く走る自転車の様です。飯森さんの自転車は、後ろ三角を丈夫、前三角は普通に作ってある感じなのですが、この感じが距離を一定のペースで走るツーリングにはあっています。
部品構成は、カンパのコーラス11速の変速機回りにグロータックのディスクブレーキ。
クランクはアルテグラですが、クローダーっていうブランドのギヤメイトというチェーンリング43×30Tを組み込んでいます。メーカーさんがどういった状況での組み込みを考えられていたのかは想定できなく、あくまで推測ですが、12速のシマノさんクランクで12速チェーンの利用を想定して作られた物なのかと。ちょっと当店でいろいろ加工して取り付けいたしました。
タイヤはアジリストの30C このフレームは30~35Cを想定して組んであります。最近のロードタイヤ それもレース用のそれなりの物を履かせると、走りは軽くグリップも良くて、太さのデメリットを感じることが余りありません。逆にツーリング用と考えると乗り心地が良くって良いですね。

上の写真は、実際に泊りがけツーリングに行くときのバッグなどを付けてみた状態です。
ライトはフォーククラウンに。走りながらでもすぐ手を伸ばせる位置です。テールライトもフレームに取り付けダボを作って頂いてます。このテールライトはオートなので、朝走り始める時に電源オンであとは勝手に光ってくれます。
荷物はフロントバッグによく使物を入れてあります。ボタン一つで着脱できますので、ご飯などで少し自転車を離れる時も簡単に脱着して持ち運べます。サドルバッグは宿まで開けないようなものを入れています。先日、走った熊本宮崎の旅もほぼこの仕様で走っています。
荷物やライトなどがちゃんと付くっていうのは、ツーリングするうえでは、案外重要です。

で、やっぱり気になるお値段ですが。フレームとカーボンフォーク 単色塗装で 税込み291,500円です。このフレームはちょっと仕様変更が入ってますのでちょっとだけ割高ですが、30万円は切っております。オーダーなので、スケルトンや仕様などもいろいろと対応できます。例えばこのQuietDisk ブルべ用としてもきっと良いフレームだと思うのですが、テールライトなどの固定台座やトップチューブバッグやダウンチューブ下のボトル台座の取り付けなどで実戦的な長距離ライド機になると思います。

完成車価格ですが、105機械式12速でアルミの軽いホイール良いタイヤぐらいで60万円前後ぐらいかなと。今持っておられる、リムブレーキの完成車から使える部品を移す場合、ホイールと機械式ブレーキ本体と消耗品で40万円ぐらいで組めるかな?という感じです。
一度ご相談いただければと思います。
納期ですが、時期に寄りますが、3~6か月という所でしょうか?色に悩まれるお客様が多いですが、色の指定は、後でも大丈夫です。逆にフレームが出来上がるまで悩んでくださいという感じです。

柳サイクルさんは、いろいろな車種を作って頂けます。ブログを見て頂いたらわかるのですが、これだけいろいろな車種を作っておられるビルダーは他に無いだろうなと思います。自転車作れるだろうか?といった問い合わせも大丈夫ですので、御来店頂けましたらと思います。