今回の試乗車はフカヤ(深谷産業さんからフカヤにCIされました。)さんからのご厚意でお借りしたものです。サイズも私に乗れ!と私に合わせたサイズで送られてきました。ありがたい事です。

先ずはムーラン69から。乗ってすぐBBの剛性の高さに驚く!硬い!っていうか踏んでもしならない! えー!ムーラン69って上から3番目のグレードやで、こんなに硬いんか?というか上のグレードのEM-525やサンレモ76の剛性ってどうなんやろ?という疑問が頭に浮かびました。それと同時に乗り心地の良さに驚かされました。路面の細かいギャップをしなやかに吸収してくれます。

では、朝練について行ってみましょう。 距離を乗ってくるとBB周りの剛性に高さはあまり感じなくなりました。登りに入っても普通に踏めますが、いざという時、ガッっと踏むとしっかり反応してくれます。メーカーさんによるとエンデュランスモデルってなってますけど、メインはツーリングで時々草レースっていう方ならムーランで十分すぎるのではないかと思ってしまいました。下りに入ってブレーキをしっかりかけてもフォークの剛性が足りないとかの感じはありません。最近のはやりの太いフォークからするとびっくりするほど細いです。重さも360gと軽めなのに安心して下れます。

平坦に入ってちょっともがいてみましょう。平坦でゴリゴリ踏むとシートチューブとヘッドチューブが逆方向にたわんで力が逃げる感じがするものですが、今の私ぐらいの力だとこのよじれも感じることができません。大昔の軽量フレームだとこれがたわみまくって怖いぐらいでしたけどね。今の技術はすごいと感じます。

そして乗っていて常に感じるのが乗り心地の良さ。フレームの剛性はしっかりできているのにこのしなやかさは何?っていう感じです。何人かの方に試乗して頂いたのですが、皆さんが言われたのが乗り心地の良さでした。このしなやかさは私が通常乗っていますルーベ70や今回もう一台試乗車として貸していただいたサランシュ64とも共通する乗り心地です。あくまで推測ですが石畳の多く残るベルギーの路面がこのしなやかさを生み出させている最大の要因でないかと感じます。

この写真のシートチューブとシートステイのくびれがしなやかさを生み出す元かもしれません。

まとめ 上にも書きましたが、草レースとツーリングがメインの方にはとってもおすすめ。ゆっくりのツーリングが好きな方にはBB周りの剛性が高すぎてしんどくなるかも?っていう感じです。実業団登録してバリバリ走る方ならサンレモ76をお勧めいたします。そしてどのモデルでも感じられるであろうしなやかな乗り心地はとっても勧めできる美点です。

個人的にも大変気に入っているエディメルクス めったに試乗ができる機会もありません。ぜひ乗ってみて体感してみてください!いつまであるかは微妙なのでお早めに。電話で予約いただけますとペダルの用意もできますので、マイシューズを持参されて乗ってみてください。お待ちしております。